本日、日中友好会館にて日中農産物貿易セミナー・商談交流会が開催されました。

開会にあたり農林水産省食料産業局輸出促進課課長補佐(総括)
渡邉浩史様よりご挨拶を賜りました。

本日、日本の農林水産物、食品の貿易の促進に関し、日本と中国のビジネスプレーヤーの交流会が開催されることは、大変喜ばしいことであると考えております。

この度は、中国出入境検験検疫協会、そして北京、上海において食品の流通に関する重要な役割を果たされている事業者の皆様に訪日いただきました。皆様の訪日を心から歓迎いたします。また、日本側も多くの事業者に参加いただけたこと、ありがたく思っております。

日本の農林水産物、食品は、中国の皆様にとっても、高い関心を持っていただける商材が沢山あるのではないかと思っています。

今回の訪日では、本日の交流会に加えて、いちごの産地や市場の視察等も予定されていると伺っています。是非日本の滞在を楽しんでいただき、今回の訪日が、実りあるものになることを願っております。

一方で、日本の農林水産物、食品の輸出には、色々と課題もございます。その大きな課題として福島原発事故に伴う輸入規制、動植物検疫がございます。
これらの課題については、日中の政府間で解決していかなければいけない課題であり、現在、日本政府としても、皆様のご期待に一日も早くお応えできるよう、努力を重ねておりますが、何分政府間のやり取りの話でございますので、途中経過を踏み込んでご説明させていただくことは困難な状況でございますこと、ご理解をいただければと思います。
このような政府間の努力を重ねている最中ではありますが、これと並行して、民間事業者間の交流についても促進されることは意義があることだと思っております。

例えば、昨年11月に開催されました、中国国際野菜・果物展覧会においては、日本農業国際交流協会、中国出入境検験検疫協会のご尽力の下で、中国海関総署から特別許可を得て、現在、商業輸出ができない日本のりんご、いちご、桃、メロン等が展示され、メロンの試食交流会も開催されました。
参加された中国の皆様からも高い関心が示されたと伺っています。

中国側の事業者の高いご関心を伺うと、日本の農林水産物・食品を中国の皆様にも食べていただけるような状況を作ることは、日本で生産・輸出にかかわる事業者だけでなく、中国国内の事業者・消費者の方々にとっても望ましいことで、双方がWIN-WINの関係になれると強く思います。
輸入規制等の課題の解決を、日中双方のビジネス関係者が念願しているというメッセージが広がっていくことが、これらの課題解決を加速化させていく強い力になっていくと考えています。
政府間での協議は引き続き努力を注いでまいりますが、是非皆様におかれても、そのようなメッセージを今後とも発信していただけるよう、お願いを申し上げたいと思います。

また、これらの動きが、広く好意的なメッセージとして広がっていくためには、現行のルールの下で正しく手続が取られたうえで、取組が進められることが大変重要です。
本日は、中国出入境検験検疫協会の許副主任から、中国の食品輸入についてもお話いただけると伺っております。
ルールに沿った必要な手続を経ない取組は、関係者の信頼を失い、日本の農林水産物・食品の貿易の促進に向けたあらゆる取組に支障を来たす可能性があります。この点、改めて関係事業者の皆様にご認識いただけますようお願い申し上げたいと思います。

本日の交流会が日中双方の出席者にとって有意義な成果を得られることを祈念申し上げます。